古布 木綿 麻 cotton hemp Noren
2014年 08月 01日
庄内の筒描き 麻ノレンです。人気のあるずがらです、結構 以前は、たくさん残っていましたが。
近年は、あまり見かけません。
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図録などで 筒描き再び 精査確認しています。 動き、色のバランス、空間の取り方、勢い、そして含まれる意味合い、当然 筆致に熟達あってのことですが。
その土地の趣味、教養、それを支える心の豊かさが背景となって 「民カツ」が 画面に滲み出ているようです。
色々な地方に育まれた個性がみんなちがってて面白いと思います。 その地域の風習・しきたり、生き方を背景として表現されている。
時には、それが突然遠方に影響したりもして、その土地の当時の土地柄を絵画から知ることができます。
日本の画期的な Folk Artです。
それらを見ることでその土地に自由に発生した 「気風」を知ることとなるでしょう。
明治頃まだまだ 前の時代の封建的な慣習は、日ごろの生活に残っていたようですが、良き風習が伝えられ、世の中が侍の世から庶民の世に変えられた事は、各地に良き活力を生み出したでしょう。
それが、「民カツ」アート 筒描きによって伝えられています。