古布 木綿 刺子 酒田 cotton Sasiko Sakata Japanese Antique Textile
2014年 09月 13日
ここから 右袖 前面です
いずれも一つの紋様単位で一センチ四方ぐらいです。中ほど上部の紋様が帆の連続ようにいつも考えてしまいます。
以下の紋様を刺子風にアレンジしたとおもいます、たぶん港湾労働関係者の監督をする立場の人の
羽織ったアイテムと考えますが。
ここから前 全体です
左袖 前面です
続いて 背面です
左袖 背面です
ここから背面ぜんたいです
右袖 背面です
両袖の文様は、肩山を境に前面と背面でへんかします。 上部から下方へ模様は流れています。
縒りのあるSスレードで全体を織物のごとくさしてあります。
掛け声だけで場を取り仕切る人の刺子は 体を動かさずとも冷えぬように丈も長く, 全体に刺しで 盛り上げられた「シボ」で空気の層を作る為に、そして 威厳を見せつけるようにデザインされています。
当時は、まず「ミテクレ」から 身分を知らしめることが最も重要でした。