古布 木綿 刺し子 庄内 Japanese antique Textile Shonai Sasiko
2015年 10月 15日
ここから内側です。
この刺し子糸は、白糸で刺し子されてから藍を染み込ませています。そして、Wスレードで規則正しく刺されています。この仕上がりは、かなりの腕に覚えのある刺し子者のアイテムです。両方の袖が袖山で前面、背面刺し分けしてあります。これを、全面的に施していれば かなり印象的であったろうと思いますが、この辺りが限界かもしれません。このタイプの刺し子にも決まり事は、あります。
次の刺し子画像は、以前ご紹介した 同様のタイプの刺し子です。
この刺し子などは、これがただ一点の刺し子と思っていましたが、類似した作品は、幾つかあるようです。
基本的なデザインの流れは同じように思われますが、刺し子者の器量で出来上がりに差が有ります。
次のような刺し子は、全体的な構成を更にしっかりと把握しながら刺し子を進めることが肝要となります。
今回は、藍地に薄藍糸で刺し子された別地域の刺し子も前掛けでご紹介します。
WスレードとSスレードを同一木綿布上で構成することは、庄内の構成と少し違うようです。
庄内-遊佐・酒田、象潟、秋田 このあたりの刺し子は、
当時は、穀物袋や刺し子見本帳などからも文様を学ぶことが出来ました。
この新しい発見が単調な当時の暮らしの中では、新鮮でした。
ではまた