古布のご紹介


by saiyuu2
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古布 木綿 山形 刺し子 Japanese Antique Textile Yamagata Sashiko

今日から3回、都合で 江戸期 山形刺し子です。 S-002
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ここから内側です。
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ここから表側に戻ります
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山形県で庄内より山側奥羽山脈沿いの 冬は、豪雪地帯の 新庄・尾花沢あたりの刺し子です。

----以前この辺りの大きな農家を訪れたことが有ります。
土間のすぐわきに板の間が有り、そこに大きなが囲炉裏があった事覚えています。
囲炉裏端で御当主と話をしている間中 綿入れを着た女の子が御当主に寄り添うようにして傍で黙って長い間一か所を見つめてじっとしていました。
あまり人が訪れることもない山間部故 我々の話に興味が有るのかと思っていました。
ふと板戸の壁沿いを見ると 立派な認定証のような賞状等が数点あったようでした。そこには、農学博士と書かれていたように記憶しています。
「ご当家では、どなたかが農学博士なのですか」と尋ねたところ、
ご当主が「この子だ」とさっきからそばでじっとしている女の子を指さしました。
驚いていると、女の子が話始め なんとも聡明な物言いだったことを覚えています。----

この刺し子は、先染め藍木綿のWスレードで粗さが目立つ縦一直線の刺し子です。
採集時には、新庄あたりの刺し子と聞かされました。他の造作もかなり粗さばかりが目立つアイテムです。形が誠に秋田アイテムと庄内アイテムの中間形のように思います。
庄内刺し子ほど精密に手慣れた刺し子文様は無く、刺し子糸も藍先染め木綿糸が余分にあまらせぎみでどちらかと言えば形式は、秋田山間部の江戸期武士が着用していたような形です。
江戸期特有の布端押さえ糸は、麻糸です。しかし、表の厚手藍染め木綿と雨だれ絣布裏地が同じ面積で みいっぱい使用されて 作られた当時は、そこそこ贅沢な布づかいの刺し子アイテムだったと思います。
かなりの重さで硬質感が有りけっこうな外圧・摩耗にも耐えられるアイテムと思います。

ではまた
by saiyuu2 | 2017-06-03 02:21 | Comments(0)