古布のご紹介


by saiyuu2
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2017年 11月 27日 ( 1 )

江戸期の西馬音内盆踊り ハギ衣装 です。
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手で紡がれた木綿糸で織られた木綿布の「いい感じ」が出ています。
使用がほとんどなく「しぼ」がたっています。
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西馬音内盆踊りの衣装は、絹布によるハギ衣装(絹端切れが縫い合わされた物)
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と浅舞絞りによる木綿藍染衣装の二通りです。
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今回ご紹介のコンビネーションアイテムは、過去に例がありません。
秋田地域では、浅舞藍染絞り木綿と他種類木綿布とのコンビネーションで仕上げられた仕事着なども見られ それらのアイテムは、江戸期から昭和期にかけて製作されていたようです。
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いずれにしても秋田地域および近郊では、浅舞絞り木綿がそのまま着物で使用-されるか、部分的に仕事着に使用されるか 木綿アイテムの中心には、常にどの時代にも浅舞藍染絞りアイテムの存在が有ります。
秋田地域のみにとどまらず明治後期から大正期に 近隣の青森弘前地域の刺し子アイテムにも影響を与えています。浅舞絞りがこの北東北地方西側地域で一般に認められて大正期ごろには、簡易的な紋様のアイテムが様々な木綿アイテムに使用されました。
文様で自己を表現する為に浅舞アイテムが最も好まれたことがこの地域に多く遺された民間染織品の歴史にあります。

上半身に絹布はぎ合せ、下半身に浅舞絞り藍染木綿が使用された着物は、伝承風俗に添った西馬音内盆踊り衣装を着用する事を避けて、よほど 他の人たちと異質な表現を好んだ注文主のアイテムと考えられます。
上半身の平絹型染め布は、江戸期に良く見られる種類の型染め絹布で、下半身の浅舞絞り木綿布は、江戸期の木綿の風合いが良くわかる希少な上手浅舞絞り木綿です。
平絹布がどのくらいのレベルのアイテムなのか判断の難しいところですが、下半身の浅舞絞り木綿は、確実にその当時の上級品です。
これまで絹布材のみが使用されたハギ衣装を多数見て参りましたが この絹布材とこの絞り木綿は、同じ時代の布材ではありますが 同時に一つの着物を形成するには、着用によほどの胆力を要したと思われます。よほど大事にしたのかほとんど着用の跡がほとんど見られません。

これも西馬音内盆踊り衣装の範疇から飛び出した 「異端」と言えるでしょう。

ではまた
by saiyuu2 | 2017-11-27 14:42 | Comments(0)