古布のご紹介


by saiyuu2
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カテゴリ:古布 ( 1 )

筒描き、手描き染で上布に描かれた着物アイテムです。
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「都名所図会」淀の水車,「広重の三十石船」の月に千鳥の良いところがオリジナルの図柄です。
人物、風景の位置取りに少し変化をもたらしています。
オリジナルと同様に人物の表情が江戸期特有の躍動感にあふれています。
どの人もいい表情しています。上布などに墨で描く場合は、にじみが絵画構成の大変な妨げとなりますが、このアイテムの場合、シャープな線が重要なようです。

この製作者が独自の感性で表現しているのは、川面全体の動きです。
波の奥行きを大胆に表現しています。


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図録と比べるべくもなく 実際の淀川を三十石船は、この様に激流の中を進むわけではありませんが、幕末の動乱期を超えてきた背景を 絵師は、京名所図会・広重の時期と違った描き方で静かに表現しているわけです。

身に着ける図柄の絵画的表現は、いつの時代も背景が見え隠れするようです。

ではまた
by saiyuu2 | 2017-06-22 14:45 | 古布  | Comments(0)