古布のご紹介


by saiyuu2
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こんばんは。 麻型染めです
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岩手の麻地型染め布です。麻コレクションの中でも他の追従を許さぬ得意分野です。大麻布に藍浸け染めで型染めしています。かなりごわごわした手触りです。
用途は、主に野良着、風呂敷、馬描けなどです。長い年月の使用がないと柔らかくならないので、使い始めは、何に使用してもかなりの硬質感です。しかし、永年の伝承なのか、かなり木綿が全国的になってもごわごわの麻がこの地域の主な衣料、包み布等でした。シンプルな型染めは、大柄物と単純な小紋があります。たぶん仙台あたりの「常盤」紺型を使用した藍染めです。使うほどに心地よい風合いが出てきます。庶民麻野良着は、究極の風合い染織です。幕末あたりの古い物は、野良着よりも武家物の形態が少し残っています。鎧下などの名残でしょうか。
by saiyuu2 | 2014-03-31 20:58 | Comments(0)
おはようございます  今日は、岩手の麻 襤褸 野良着です
この地域のらんるは、麻でつぎはぎを繰り返すのが特徴です。全国で麻織物・糸は、作られますが
型染めであり、先染め縞おりものであれ伝統的に麻布を多用するのが、この地域の特徴です。
時代がさがるとしだいに麻、木綿の交織になってきます。
この野良着もつぎはぎを繰り返していますが、表の麻布、裏地の木綿布というように表側の麻布にこの地域では こだわりがあるようです。木綿が貴重なころは、麻布着物を重ねて着用する事で寒さをしのいだようです。そのため「ことしは何枚の寒さだ、去年は何枚着た」と寒さを麻布着物の枚数で表現していたようです。今も紋つき等で帷子は、たくさん残っていますが。江戸・明治の庶民は、環境・背景に適した着用を常に試みたようです。
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寒い時は、やはり裏地には木綿がよろしいようです。そこそこの面積の古布木綿布を入手できたのは、裕福な家でした。それでも同じもので裏地全部をそろえるのは、難しいようです。
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紋つき等、上布麻布着物は、その当時から儀式などに使用される為 大切にされ 今でも多く見ることができますが、消耗が激しい野良着などは、当時の物をみることは稀です。岩手県では、上布と呼ばれる規格の製品は ないようですが、極細手の繊細な先染め糸で織られた着物を 20年前は、この地域でも散見しました。
by saiyuu2 | 2014-03-31 08:31 | Comments(0)
こんばんわ今日は、紫紺染めと他の紫です
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木綿紫紺染めの蒲団布です。柄が珍しい物です、木綿のふうあいからみて明治期でしょうか
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紫の絹型染めです、絹物は染まりやすいようです。心地良い紫が印象的です
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紫紺絹紬絞り染めの蒲団布です。
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紫紺木綿絞り染めの蒲団布です
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いろいろ紫染め 揃えてみました。
by saiyuu2 | 2014-03-30 21:37 | Comments(0)
おはようございます。今日は、こぎんです。
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この藍染め部分は、麻地の刺子です。
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国内では、北へ行くほど庶民が靭皮繊維を着ることが多いようです。木綿の栽培は困難を極め、
移入にも必要量には程遠かったと思われます。 寒い時は、それなりに何枚も重ね着をして寒さを
しのぎました。にもかかわらず庶民に対する木綿の使用は、一部地域では厳しかったようで、そのような環境の中からこぎんが生まれてきました。木綿の移入が容易になっても麻始め靭皮せんいが、北の方で多用されることは伝統的になりました。岩手では、かなり時代が下っても麻織もしくは、綿麻の交織が野良着で着られました。
木綿糸をふんだんに使ったこぎんなどは、実用的な「晴れ着」でした。その地域ごとに伝承的な「美意識」は、すこしづつ異なりますが、近隣の影響を境界線なく同化させています。
とはいえ、青森・岩手地域と秋田・庄内地域は、麻中心文化圏と木綿中心文化圏に大別されます。
by saiyuu2 | 2014-03-27 09:32 | Comments(0)
こんばんわ きょうは、刺子襤褸です。庄内地域のアイテムは、つぎはぎのない物の方が多いようです。以下のように時代の消耗を経て次々と当て布をしていくアイテムはこの地域では希少です。
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橇引きのつぎはぎ襤褸です。時代の古いアイテムです。
明治ごろでしょうか、時代がさがると木綿も一般に広まり ツギあて等をする必要がないようです。消耗すれば捨てたようです。
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穴・やぶれなどそのままで見つかるものが多いようでつぎはぎを足していくアイテムは、この地域では、すくないようです、もちろん、夜着・着物などのつぎはぎアイテムは、作らないようです。庶民が裕福な土地です。
以前にご紹介したものは、何代ものじだいを経てつぎはぎされていて、何かの象徴、戒め的なアイテムでしょう。
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by saiyuu2 | 2014-03-21 21:16 | Comments(0)
こんばんわ 今日は、橇引きをざらっと出してみます
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明治末頃の庄内のそりひきです。遊佐の橇引きが有名ですが、近郷近在にも、さまざまな橇引きがあります
肩あて、胸当てに刺子のない物も結構あります。以前は、あまり取り上げられることなどありませんでした。
遊佐刺子研究会さまなどの御活躍によってすこしずつ一般の方にもしれわたる事となりましたが、
まだまだ、研究熱心な外人さんのほうが良くものを御存じで、英語で話が、つーかーに通じます。
「もったいない」という言葉のイメージからすこしづつ襤褸等も海外の皆さまにお認めいただいてきた様ですが
今後の展開は、如何あいなりますやら。
by saiyuu2 | 2014-03-18 21:11 | Comments(0)
おはようございます。きょうも、酒田あたりの刺子でんち4点です
ごわごわの木綿刺子で、かたく仕上げるには指先に筋力が必要なアイテムです。
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波打つような流れがあり 手ざわりは、かなり硬めで、いがにも作業時に体を守ります。
それとなく だけど力強く「洒落」を主張してみたい、一部地域でこの流れが伝承されています。
まれですが、この手の刺子発見できます。ごわごわのちぢれ感が刺子のだいご味のひとつです。藍染のスレ味と「いいぐあい」になっています。
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庄内地方は、質実剛健を良しとしている土地柄ゆえ、派手なものは、ほとんどありません。
内心ふつふつとした「しゃれっ気」がこういう処で登場するのでしょう。
これが、刺子の顔です。
by saiyuu2 | 2014-03-16 07:43 | Comments(0)
おはようございます。今日は、庄内酒田あたりの四段かわり刺しです。
分厚い木綿布を重ねて刺しています、かなりごわごわしています。江戸から明治の早い時期のあいてむです。
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手で紡がれた糸を強く打ちこんだ木綿布にWthreadで力強くさしています。先染め糸で、刺子したようにおもわれます。この地域の刺子は、W threadとSingle Threadで刺されたアイテムがあります。時代のより古い物は、刺し糸に麻糸を多用しています。
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数はごく少ないのですが、江戸から明治の早い時期のアイテムは、全体の縁取りと角の微妙な丸みのふちどりが東北地域の刺子野良着に良く見られます。しつけ糸は、麻です。
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by saiyuu2 | 2014-03-15 08:39 | Comments(0)
おはようございます 白木綿地刺子の北陸地方の伊達着です
お祭りのときにでも目立ちたくて着たのでしょう。到底仕事用には、なりません
糸の刺し方に大変特徴があります。通常は、織目に沿って直線的に刺子していきますが。この場合、織目をまたいで斜めに糸をさしています。刺し糸の斜線紋幅は、藍糸部も白糸部分も7cmです。全てWスレード刺しです。藍糸は、二本糸をさらに縒りをかけています。白地に白糸刺しなので目立ちませんが、この部分を刺さないとだぶついてくるからでしょうか。木綿は、手紡ぎで良い風合いのあいてむです。
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現状は、あまり着ていません。後に藍染をするつもりでしょうか。甕のぞき地の薄いブルーに
藍糸の斜線段かわりも、「イイ感じ」となるでしょう。
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たまに、希少刺子が伝承的なあいてむにこだわらず生まれてきます
by saiyuu2 | 2014-03-14 11:16 | Comments(0)
おはようございます 庄内刺子です
画像は、藍に浸ける前のアイテムです。現存する殆どのアイテムは、藍浸け終了のものです。実用品で使うのですから、当然でしょうが。長年、採集しているとこうゆう未完成品も手に入ります。
もっとも、何回も藍につけられた刺子は、その後の使い方で、千変万化します。それが、「刺子の顔」です。戦後の物のすくないころには、良い部分だけを集めて一着を完成させた物もたくさんあったようです。民間染織のある研究者が、かつて「現代の日本で、民間染織がバラエディーに富んでのこっているのは、山形と沖縄だけだ」と話しておられたそうです。長年この分野でフィールドワークを実践された方のおはなしです。
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この状態から最終工程の浸け染めに入ります。おもては濃い藍色に,裏地はきれいな花田色にかわっていきます。
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糸も裏地も真っ白木綿ですが、何回も藍染作業を繰り返してごわごわになるくらいが完成品でしょう。
それから、何回も着用・洗いを繰り返して「イイ感じ」になります。
by saiyuu2 | 2014-03-11 10:00 | Comments(0)