古布のご紹介


by saiyuu2

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おはようございます 麻の夜着 です。
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このグレーに茶色のぼかしの感じ 並行して極ほその糸め糊 他にも同じような 風格を持ったアイテム 稀に見たことがあります。

それらは、江戸庶民の良き好みが醸し出された上級 筒描きartsです。

公家、侍、(豪商)好みの繊細な筒引き線を 縮緬、上布に持つ 多色で洗練された いわゆる友禅染めアイテムは、その当時の染織の一つの頂点をなしますが、

最上と思われる条件がそろったアイテムに対して 幾分条件の厳しいアイテムは、後世の言い回しでしょうが 筒描きと呼ばれました。
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このベンガラのぼかしとベージュのコンビネーションが 友禅そめの臙脂虫 刈安の色使い風に病葉を染め
雰囲気を演出しようとしています。

ベージュと薄弁がらの庶民的な穏やかさに気どりは、ありません。 
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イイ具合に顔料が剥脱し泥臭い感じがでています。

何処の出来か存じませんが、このコンビにグレーと茶色、極ほその糸目糊ラインが上品なフォーキーを欲しています。

でわまた
by saiyuu2 | 2014-08-30 16:13 | Comments(0)
おはようございます 夏休みも終わり 如何お過ごしですか

今日は、江戸木綿の子供着物出してみます。 画像を制作しないと残り少なくなってきました。

動きのある波にうさぎ図です。  江戸期庄内では、表向き せいいっぱいの色使いはこんな感じです。


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サイズ:79cm x 74cm                               N 22

元々、御伝えしたかった 「Japanese popular arts」涼しくなりましたら・「濃く」・(希望ですが)再開します。

しばらく続けてきた・・・庄内染織・・・ ノレン,刺子, 野良着ほか近隣のアイテムなどもひっくるめて

動乱の幕末期に裕福な土地に(裕福な為に素材は御蔭さまでそろえることができました もったいないと残す物など元よりなく すべて使い切りました) 

お上からの御達しで 華美に走ることを許されず 物欲を良しとせず [藍と白の世界]で黙々と 自己を主張しました。

そこには、「民衆芸術」の言葉など存在せず    タクマシキ農魂、自由な商魂が  表現されました。

そして、今もきずかれぬ処で かつてワクに閉じ込められた反骨精神は、いきています。 

筒のひとシボリに、刺子のひと刺しにそれは込められています。
by saiyuu2 | 2014-08-28 14:37 | Comments(0)
おはようございます 浅舞い絞りいったん今日までです。
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明治の浅舞い絞り着物です。 文明開化の影響でしょうか パラソル柄は、この時代「ハイカラ」なもので 浅舞い絞りでも時折みられました。

縹色地に絞り出された白影のパラソルが たてわく流れの中 くっきりと浮かび上がっています。

このアイテムも女性使用の為 比較的きれいな状態で残っています。

------男性使用の特に絵羽柄は、残存数が極端に少ないですが、幸運にものこされたアイテムには、大変よく使われた跡が残っています。-----

パターン柄は、絵羽柄よりもお手軽に求められるせいか 未使用の物も散見されます。

余談ですが ブログで紹介した数点は、青花が消えずによく残っています。

でわまた
by saiyuu2 | 2014-08-24 04:53 | Comments(0)
こんにちは 今日は、ノレン番外出してみます。
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これは、江戸期、夏に加賀で使用された上質のNorenです。

これは繊細な麻が使用されています。 そして薄藍染めと動きのある筒描きの馬群が印象的です。

この筒描きは、両面に間違いのないよう正確に同じ構図が引かれています。これは、熟練の技を必要とします。

しなやかに躍動的に描かれた馬群は、筒描き職人とはいえしっかりと画面を構成する技量が必要です。

京出来とはまた違った 江戸期 加賀 の完成形が在ります。

そして、手紡ぎの上布は、夏に手触りがヨロシク、もちろん目にも涼しげです。

でわまた
by saiyuu2 | 2014-08-23 14:30 | Comments(0)
おはようございます 浅舞い絞り続けます。
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薄藍地の中に濃い藍のぼかしを浮かせ、その中に絞りで躍動する鯉を画いています

まだ、絞りのワザが途上の段階でしょうか、それともこのスタイルを, なんとなくファジィーな染め分けに、まだおぼろげな存在感を示したのでしょうか。

昨日の絞り染め着物に続き 小粒の絞り線でくっきりと染め分けないことがここのこだわりでしょうか。

藍の濃淡がくっきりしなくとも それなりの面白い感覚が生まれるということでしょう。

亜流にあっても存在感を示しています。 直近の3点を見ると その流れは、確信できます。

本流のデザインから離れて、かなり大胆に「遊び」を取り入れています。

そこが、上手絵羽柄における 見過ごしてしまいそうな 鳴海と浅舞 絞りへのこだわりのちがいでしょうか。

でわまた
by saiyuu2 | 2014-08-23 03:43 | Comments(0)
おはようございます 今日は、江戸期の浅舞い絞りです
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江戸期の藍染め浅舞い絞りです。

鳴海の技術が江戸期に伝わって制作されていますが、意匠に関しては、若干の違いがあります。

絵羽物が盆踊りの為の特注品で西馬音内盆踊り衣装で盛んに着用されました。

資料を調べてみると 盆踊り期間中は、かなり何回も洗っては着るを繰り返したようです。

その為、残存数も少なく状態も厳しい物があります。

端縫い衣装と共に秋田の盆踊りの夜を「ここ一番」華やかに心地良く盛り上げた事でしょう。

明日もつづけます。
by saiyuu2 | 2014-08-22 04:56 | Comments(0)
こんにちは 今日は、大蜘蛛の刺子袢纏です。
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江戸の 藍染め木綿 相良刺繍で刺子された大きな蜘蛛で非常に稀な構図す。

気合いを入れて作られたアイテムで 蜘蛛の動き・立体感に熟練職人の力量があらわれています。

これは、江戸期のある種の職業集団のリーダーが着た刺子袢纏と思われます。

これは、中国の三大刺繍の内の一つの刺繍の技法です。 

刺繍の為使用された木綿糸は、手紡ぎで植物染料で染められています。

誰が見ても直ちに身分を特定できるための衣装です。襟の部分に頭取の文字があります。 

頭取は、現代では銀行の社長を意味しますが、幕末・明治初期に様々な組織の長の名称に使用されました。

秋田県でこの蜘蛛を重んじた地域から30年前に採集されました。

木綿布は、手紡ぎの細糸で織り打ち込みのち密なアイテムを使用しています。 

「えらいさん」の木綿衣装は、丈夫さよりも 素材・身動きの軽さ、そして、なによりも人目を引く「良い御品」にこだわったようです。 

一目で どうゆう「えらいさん」か判るようになってる訳です。

でわまた
by saiyuu2 | 2014-08-19 14:29 | Comments(0)
おはようございます 秋田 浅舞絞り 続けます。
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これは、江戸期 秋田 浅舞地方で制作された藍染め木綿絞り着物です。

絞り紋様は、蝶と蹴鞠です。 蹴鞠は、最初 貴族の遊びでしたが、後に庶民もこの遊びを楽しみました。

伝統的な遊び道具が、紋様化されました。

濃い藍地と花田色の絞り、この藍染めのコンビネーションが、大変 「いい感じ」です。

大変良い風合いの手紡ぎ木綿は、手にも目にも「癒し系」です。

袖口の赤い布は、盆踊りの為の形式です。この形式は、西馬音内盆踊りで使用されました。

江戸期に作られた絞り着物が長い間 大切に保存され、使用されないまま、現代まで保存されました。

東北の裕福な家族によって、「癒される」絞り着物が大切に遺されました。

でわまた
by saiyuu2 | 2014-08-15 05:22 | Comments(0)
おはようございます きょうは、江戸期の藍染め木綿 絞りです。
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秋田県の江戸期 藍染め「浅舞絞り」です。

形は、飾り腰巻と言って 婚礼の時に使用されたアイテムです。 オリジナルの状態で遺されました。

秋田県南部の富裕階層の婚礼衣装として作られた高価なものでした。

地方木綿 独特の 手で紡がれた 穏やかな縒りの木綿が使われています。

この風合いが いかにも江戸木綿らしい手にも目にも心地良い感触です。

この地方では、 御めでたい物に 桜柄がしばしば取り上げられます。

鳴海より伝播された 文化によって 多彩なアイテムが 遺されることとなりました。

癒しを感じる構図は、その時代の良き風習からうみだされました。

ではまた                                           
by saiyuu2 | 2014-08-13 05:53 | Comments(0)
おはようございます 江戸 木綿 万筋 型染め 着物です。
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おくりの幅は、15cmぐらいです。
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きょうは、江戸 木綿 万筋 型染め 着物です。

6m余りの長板上で 15cmの染め幅を何回も防染作業繰り返し 美しい直線を描く事は、かなりの熟練した技いのいる作業だとY氏がよく解説しておられました。

技術的には、「ご勘弁を」という処も何箇所かありますが、 そこは、染めムラ部分が帯の下にくるように裁断するなど 工夫を凝らしています。 単純に考えれば、ミスの帳消し作業ですが、 職人さんの心意気とかが通じ合う作業なのでしょう。

昨日の千筋よりもさらに細かく 十倍細かいかどうかは 解りませんが、そこは 見た目の感じで 万筋です。

このアイテムは、全て両面に型染めを施されて、 白色のラインをしっかりと強調しています。

少しぐらい近寄っても 千筋、万筋きものは、 限りなく薄藍色の無地みたいな 縞紋様ですが すれ違いざまに「おっ」と思わせることが 肝要なのでしょう。

大きな印象は、必要ないのです 確実に少し違う  「粋」です。

今もなお、目に心地良く 瑞々しい 江戸期の藍染め、 本邦染織の「粋」 ここに極まります。
by saiyuu2 | 2014-08-12 05:22 | Comments(0)