古布のご紹介


by saiyuu2
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<   2014年 12月 ( 4 )   > この月の画像一覧

おはようございます 久しぶりに筒描きです
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江戸期の綾織木綿の筒描きです。輸入綾織木綿に筒書きをしているアイテムは、希少です。

文字通り絵にも手触りにもFolkyな雰囲気がでています。

背中の半幅部分がないことからも江戸期であることは明らかですが、

大胆に描かれた桐の文様が江戸期を感じさせます。

このアイテムは、輸入綾織木綿を使用していることでさらに希少性が有ります。

こういう形で贅を尽くしたアイテムも江戸期には、ありました。



どこかの大店の主人の趣味でしょうが、ほとんど使われた形跡は有りません。

中綿を抜かずにオリジナルの状態で保存しなければならない理由はそこにあります。

ではまた                       Ps.pi-35husd-
by saiyuu2 | 2014-12-23 09:50 | Comments(0)
おはようございます 江戸木綿筒描 夜着です。
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これは、江戸期の筒描、型紙、そして絹糸刺繍を併用した藍染木綿 夜着です。

野村さんの「目」で選ばれた数少ない 木綿アイテムです。歴博さんから出版されたコレクションの図録にも 絹、麻物の普段着的なアイテムは、多く見られました。
筒描き技法で製作されたアイテムは、何点も収集されていますが、一般的に知られている木綿布筒描アイテム---例えば布団皮,祭衣装、馬かけ等---は、収集の対象となっていないようです。

しかし、その「目」で選ばれた江戸木綿筒描きであることが このアイテムの特異性を示しています。

筒ひきで描かれているのは、目玉のような「にちげつ」だけですが、背中から右袖にかけて絵羽柄としています。 地模様となる部分は、稲穂の型紙で染められています。よく見ると型染が後ろ見ごろ、前身ごろ、両袖を肩山から前後に振り分けられて染められたアイテムです。 その上に絹糸で稲穂,葉を刺繍であらわしています。

通常の民間染織「筒描き」と少し距離を置いた感じの野村さんの「目」に留まった事がよろしいようです。

この時代も、「にちげつ」「武蔵野」のフレーズが浮かんできそうなデザインが一部の方々に好まれたようです。

観方さんなどと古き良き時代の染織品を収集されたことでしょう

ではまた
by saiyuu2 | 2014-12-16 04:53 | Comments(0)
おはようございます 江戸期の秋田 浅舞絞り 手紡ぎ木綿 着物です。
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この未使用でオリジナルの布の風合いは、画像でお伝えできたでしょうか。

上級のデザインを駆使した素晴らしい木綿着物は、 西馬音内の地で盆踊りの間 日に何回も洗浄され使用されます。

「晴れの日」最も活気ある場面で大勢の人たちに見ていただくことが最も重要だからです。

彼等にとってアイテムの劣化を考えている余裕など全くありませんから

このようなオリジナルの浅舞絞りの江戸期木綿布の風合いは全く残りません。

そのため

例えば、江戸・明治・大正期 洗浄後保存の為 糊加工を施された江戸期浅舞絞り木綿着物に 
現代人が接した時 経験と知識を持たない現代人たちがそのアイテムを江戸期木綿着物と判断することは全く不可能でしょう。

現代の人々が誤った時代判別をした時、彼等は、永久に誤りから解放されることはないのです。


画像で美しさを感じていただけるのは、この上質な藍色でしょう。
藍に染められたアイテムは、、漬す藍染料の生産地が異なれば、自然藍であることを確実な条件としても

その藍色染料は仕上がったアイテムに明らかな「まつ、竹、うめ」のクラス分けがあります。 

甕覗き程度にひたした時にそのことは、はっきりするでしょう。それは、同じ木綿布でも薄い灰色のようにくすんだ藍色と、美しく澄み切った薄青に 大きく分かれるでしょう。それは、何度も漬すと徐々にその違いは、判別できなくなります。

逆に濃い藍染アイテムが何度も洗浄されていくと徐々に美しい花田色から薄藍色へと着用者の仕事に応じてさまざまに変化する様子を発見することができます。それは、何回も洗浄を繰り返しアイテムを着用する人たちのささやかな特権です。本人さんは、キズカヌとも周りの人たちには 心地よく感じられることでしょう。

東北地方の野良着にも藍染されたアイテムは刺し子などで大変多く残されていますが、

使用された藍染料は個人単位で染料を選んだのではなく、地域単位もしくは、時代単位で藍染料を選んだように思われます。
遺された多くのアイテムが地域の藍染、地域の色を静かに語ってくれます。

当時の高位にいた人々の衣装は、 それなりの「目」で判別された 美しき「藍」が当たり前のように使用されています。

現代の我々には、繊細に藍染色の違いを感じるシーンなど 気付く間もないくらい僅かな時間です。

わずかな「色」の違いを知ることができる体験とて深く記憶に残ることはまれでしょう。

今回の浅舞絞りは白影、ほか藍染絞りで染め分けられており 江戸期 地方の藍色の変化、美しさを同一布で知るための良きアイテムです。

木綿布も手紡ぎされていて打ち込みの良い仕上がりとなっています。

当時、厳選した素材を都から遠く東北地方でそろえられる背景がかの地にはありました。

追伸、日本の木綿布は、画像で表現できない良き風合いが有ります。
まさしくフォーきぃー(Folky)な手触りです。そこには、「まつ、竹、うめ」が有りますが、出来上がりの形を考慮しての明確な理解には、かなりのフィールドワークが必要です。

そして、熟達者の「こえ」が理解への近道です


幸いなことに現代では、古布の主たる用途は皆様異なりますので ご自身の「お好みのアイテム」が皆さまにとっての良き品でしょう。


ではまた
by saiyuu2 | 2014-12-13 04:23 | Comments(0)
おはようございます 江戸の フリーハンド ペインティング 手紡ぎ木綿着物です。
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ここからは、前面です。
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白い木綿布に、神が自由に描かれています。

墨と弁柄朱の顔料を使って 一気に描いています。

20年ぐらい前に 現在は、幟の大家として有名なK氏から譲り受けたと記憶しています。
幟自体がフリーハンドで描きあげるアイテムだけに これは着物ですが、重要な共通項は、しっかりとおさえられています。
筋肉のもりあがりは朱で「でこぼこ」に 腹のでっぱりも同様に 技法を知らずとも何とか表現できるものです。一度っきりのチャレンジかもしれません。

絵の具のみっともないにじみが残らないこと 微妙な顔料の濃淡で陰影を表すこと 

そして、あたまのなかに描き出した創造画を おもうがままに筆を走らして描く器量があること

あとは、それを受け止めてくれる注文主の寛容があって でき上がりました。

熟達者の「うで」が有っての事でしょう 毎日 楽しみをもっての作業を繰り返す「心意気」が
あればこそです。

作品解説は、布袋さんと大黒さんの相撲です。 小道具がそれを表します。

今回は、二表に飽き足らず七表の後押しが有った財務の大黒さんと楽天的な布袋さんの対決となりました。  

結果は、

「泣いて暮らすも一生。笑って暮らすも一生。 同じ暮らすなら笑って暮らせ」と説いた

実在の人物 「布袋さん」に軍配は、あがりました。

ではまた
by saiyuu2 | 2014-12-12 09:55 | Comments(0)