古布のご紹介


by saiyuu2
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<   2015年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧

おはようございます  刺し子デンチです

かなりの小型です
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ここから裏面です 
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「どうにかここまで 出来ました」というアイテムです。
心地よき「ゆれ」には程遠く ブレ ばかりです。

Wスレードの白木綿糸で刺しています 四角雷紋を刺そうとしていますが、なんとか四角が読み取れる程度で,今までご紹介したアイテムに比べるとかなり稚拙さが残ります。

素材的には、表も裏も継ぎ接ぎでなく 同一木綿を使用しています。
ちゃんとした素材で始めようという親心でしょう。

いずれ嫁に行く子が刺し子を始めた、たぶん「第1号」ということで記念に残したものでしょう。

この日までのブログでご覧いただいた刺し子の完成度の高さを改めてご理解いただけると存じます。


尚、ブログ中のコメントは、たまに 書き換えることも有ります。

ではまた
by saiyuu2 | 2015-01-31 04:16 | Comments(0)
はようございます 庄内簡易刺し子つぎはぎデンチです
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白色木綿糸と藍染もめん糸を緯糸で交互に織挙げた布に無地の藍木綿布の前身ごろそこに薄い藍染めの胸当てのコンビネーションのデンチ型アイテムです。

白糸と藍染め糸で織られた木綿織布は、きちんとしたNoragiの形で数多く残されていました。

このアイテムは、Noragiの朽ちた残り等をつなぎ合わせたアイテムだろうと思います。

この様なアイテムは、完全に消耗品なので 使用不可となれば善処され ほとんど目にする機会は、ありませんでした。

残存数の圧倒的な少なさがそれを物語ります。

前日の遊佐橇ひきと同じ時代を生きてきたアイテムのように思われますが。
かたや一応「お大事なもの」で こちらは、まったくの消耗品です。

しかし、裕福な土地で使われた良き自然藍は、こんな片隅のアイテムでも「心地よい輝き」を見せています。

最も汚れ、ダメージを持つであろう部分に 縫い子は、限られた布片の中から楽しめる物を選びました。

ではまた
by saiyuu2 | 2015-01-30 04:20 | Comments(0)
おはようございます 遊佐の刺し子です

遊佐刺し子は、地元研究グループのおかげで 資料の保存や展示が程よく行われています。
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ここから 内側です
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表側無地 裏側型染木綿の重ね布にシングルスレードの三角雷紋で全体が刺されています。

この細い糸の風合いは、幾分なりと華奢な上質木綿を使用したからでしょうか、他の庄内刺し子に比べて 遊佐刺し子のどのアイテムも布の薄さが際立っています。明治後半 大正期には、地方での木綿量産も可能ですから「け」の日のアイテムではなく、「はれ」の日のアイテムで あったろうと存じます。

そして、引き縄が当たる所に 白糸刺しで 花々しい文様が刺し子されています。

祝儀物の荷を引く わかぜに着せた物でしょう。 

この地の橇ひき刺し子には、様々な意味を持つ白糸刺しが有ります。 
庄内地域だけでなく全国的に見ても ここの刺し子の技術は優れていて、デザインは こだわりのモチーフが多く見られます。

地元 研究グループの皆様方の努力のかいあってか、発行書籍などに今後歴史の中に確実に埋もれてしまうような この地の良き時代の風習、風俗を聞き取りして遺しておられます。

かの地のように仕事にも風習にも恵まれた土地には、必ずその「余芳」を感じさせる遺産が遺されているものです。
その再考を、きっかけとし その地独特の「良き風習」「良き生き方」を楽しく継続されています。

次の世代へ「余芳」を お伝えしなければなりません。

詳しくは、「遊佐刺し子とその歴史」研究会発行 遊佐刺し子に遊ぶ をご覧下さい

ではまた
by saiyuu2 | 2015-01-29 04:03 | Comments(0)
おはようございます 裂織です

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ここから、裏側からの拡大画像です
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一般的な木綿糸と 木綿裂き布による 裂き織は、明治から昭和まで全国各地で生産されました。

敷物がほとんどで、時代物のNoragiは、長羽織型のものなど ほとんど見かけません。
現存する裂き織の一部は、現代スタイルのコートなどに変化して使用され 布は、時代の要望に常に応えています。 

現代社会では、TPOに応じて最適なアイテムが有り、自由にテキスタイルを選ぶことができます。
 


これは、木綿布の裂かれた糸、楮、そして紙縒りで織られた 裂き織Noragiです。

完成された仕上がりからこれを生業としている人々の手によるアイテムのようにも思えますが。

その地で採集できる自生素材、用済みの物、そこから、工夫次第で 次の素晴らしいアイテムが生み出されました。商品の為の生産でなく「生活に必要」と工夫から発生したアイテム、それが希少織です。

この僅かな限られた素材を生活に役立つように考え出し作る力・・「創造力」は、不自由な環境にあっても研ぎ澄まされた通常の生活から発生しました。

便利な道具を持つ現代人には、技も根気も持続しないであろう仕事が普通の生活でした。

有難いことに我々はその「知恵の創作物」を鑑賞し、楽しむことができます。



to be continued ではまた
by saiyuu2 | 2015-01-28 04:47 | Comments(0)
おはようございます 庄内刺し子つづけます
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ここから、内側です。

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内側から見ると四角雷紋の変形が読み取れます。



先日のアイテムと同様 この刺し子も 「はれ」の日の脇役でしょう。

しかし、あまりに苦心して作り上げたのか 「もったいなくて」使った痕跡がほとんどありません。

前日のアイテムのような 「大事によく使った」感じがまったくありません。ごわごわです

庄内の一部地域の風習で 製作されたアイテムです。庄内は、あくまでも全てにおいて質実剛健、質素倹約 その為多色使いを好まず。隅々にまで御触れが行き届いています。

そういう環境での煌びやかさは、美しい藍の濃淡で整然と発揮されます。

心地よい藍地に きらめく星くずのように浅黄色のWスレードが輝いています。

 

前身ごろでは、アシンメトリーな 刺し模様を披露しています。

祝儀荷の 引き縄の配置に合わせたのか、限られた範囲での役に立つ「美」が「いい感じ」です。

ではまた

追伸 

  このアイテムに使用された「藍」は、誠に心地よき   上質の自然藍。 

これが、限りなく目に心地よいアイテムと存じます。

他の藍色と比べて 意識しなければ殆どキズカヌほどですが、大きな違いがここにあります。

そして、僅かな事ですが、当時の人々は、これを大変「新鮮」に感じたでしょう。
by saiyuu2 | 2015-01-27 04:24 | Comments(0)
おはようございます 庄内刺し子です
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ここから、内側です
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庄内刺し子の良くさしてあるアイテムです 明治の初めごろと思われますが

Wスレードで規則正しく刺されています。 現状は,わりと柔らかい仕上がりになっています。

よくよく目立つようですので「はれ」の日のアイテムでしょう。

晴れの日に登場して脇役をかためます もちろんWスレードですが 普段使いではありません。

一瞬登場しては、かたずけられ「はれの日」用として 大切に使用されました

その為、このかたちで残ったアイテムは、BOROと言えるような つぎはぎを持つアイテムが殆ど有りません。

まんべんなく擦れて 上手に使いこまれています。木綿布は、砧でたたいたように柔らかくなっています。
晴れの日の労働を見続けて 大事に今日まで伝えられてきました



もちろん刺し子のラインは、機械のようにいつもまっすぐにとはいかず

その日の「心の調子の揺れ」が静かに現れます。    




ではまた
by saiyuu2 | 2015-01-26 04:52 | Comments(0)
こんにちは 木綿襤褸 出してみました。
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襤褸は、江戸後期ころ裕福な土地にありました 現代にそのことが判別できる遺産として 

近江や庄内地方等で江戸期の木綿が使用された 襤褸を20年くらい前は、散見することができました。

京都 庄内では、幕末頃の縞帳にあるような木綿と同じような風合いの手で紡がれた木綿布が存在しました。着物ではほとんど見ることなく主に風呂敷状のアイテムです。

近江では、江戸木綿襤褸を見つけることは、よくありましたが、刺し子仕事着は、何々刺しと呼ばれるアイテムの存在を知りません。 
明治、大正期には、主に海岸べりを中心に「どんざ」と呼ばれる 硬質感重量感のある木綿仕事着の存在が有りました。そこの裏地にも美しい襤褸は、隠れていました。

大胆な文様で人の目を引くアイテムを着用する文化、

目立たずとも伝承の文様を日々の生活の中で楽しむ文化、

物を心地よく送るために洒落た縞もので包む文化 

主たる用途の次には、それぞれが美しく継ぎ合わされる文化 が待っていました。

以前も何度かご紹介しましたが、追加画像しばらく お待ちください   ではまた
by saiyuu2 | 2015-01-22 16:03 | Comments(0)
おはようございます 紙縒り藍型染布です
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経糸に木綿、緯糸に、紙縒り糸を使用しています。 
これも庄内の採集ですが、着るためのアイテムがかの地では圧倒的に多く、布団皮布として遺されるものは、ごくわずかです。

野良着・道中着などでも木綿と紙縒りを交互に緯糸として織り込んでいます。

それらは、江戸期の終わりから明治期にかけてのアイテムが多く遺されているようです。

確実に江戸期を語れるアイテムは、ある重要なポイントを押さえる必要が有ります。
そこから外れたアイテムは、明治以降のアイテムである事は、ほぼ確定です。

紙縒りのみを使用するのは、汗はじきがほとんどです。

どうにも、ある程度完成されたアイテムは、説明する事は少ないようです。

ではまた
by saiyuu2 | 2015-01-06 04:38 | Comments(0)
おはようございます。木綿汗はじきです
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江戸の手で紡がれた木綿糸を もじりの平織と「亀甲」文様のような見映えで織られています。

これは大変手触りもよく、 柔らかな表情は、画像からもお分かりいただけると思います。

甕覗きと縹色の二色の組合せが心地よい「Japan Blue」を表しています。

今も昔も 心地よい色目の本質は、ここにあるのでしょうか。

ではまた
by saiyuu2 | 2015-01-05 04:15 | Comments(0)
おはようございます 横手絣続けます
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斬新の極みのごとき文様です。まるっきりモダーンデザインです。シルクなら狂言仕様の意匠でしょうか。

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短冊型市松文様 絣です。


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階段色紙文様です。見た目でネーミングしました。 明治期の秋田絣は、どこからデザインを仕入れたのか、動乱の明治期にたぶん他の地域で観られぬ感覚が秋田では、受け入れられました。

振り返ってみればその流れには、活き活きした創造力が有ります。まだまだこれから色んなデザイン
を探求しようと思います。

ではまた

追伸 こののちに青っぽいデザインもご紹介します。
by saiyuu2 | 2015-01-05 04:10 | Comments(0)