古布のご紹介


by saiyuu2
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<   2015年 03月 ( 4 )   > この月の画像一覧

おはようございます 例の「他の一点」画像有りました。
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N氏は、江戸期日本のきらびやかな染織品を良き時代に多く収集されました。 
これは、N村氏コレクション 番外の一点です。

さきにもご紹介いたしましたが、胴部分に紙縒り布を置き袖裾襟に芭蕉布をぬいあわせています。
画像から縫い糸は、細い撚りのある麻糸のように見えます。

この二つの素材をシャツ風に仕上げたアイテムなのか、例によって遺された素材をその時の利用すべき形に仕上げたアイテムなのか 今しばらくは、このアイテムに関する見聞 お待ちください。

どちらのコレクター様にも見受けられる傾向かもしれませんが その関連アイテム、主題より少しサイドにあるアイテムにも興味は存在します。

ひとくくりに何々コレクションと申しても普段目にするのは、ほんの一角でしょう。

収集家自身が足を運び手に取って収集されたコレクションには、奥底の知れぬほどこんなものまでと思われるアイテムの存在があるはずです。

脇役と言えど「気になる」存在だからです。

同好者の持参した物をそのまま同好者の意見のままにコレクションする収集家、お好みの範疇に毛細血管のごとく隅々まで興味を張り廻らせる収集家、他にも収集家のタイプは色々ですが、

その収集対象物が表現されるとき、その印象には、確実にその「熱心」の色をおぼえます。

N氏の場合、紹介されたアイテム以外にも氏の飽くなき「熱心」で選ばれたアイテムは、水面下の氷山のごとく存在していたことでしょう。

ではまた
by saiyuu2 | 2015-03-26 04:08 | Comments(0)
おはようございます 裂き織の野良着です
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白糸刺し子の薄手アイテムに「伊達着」洒落着を見ることは有りましたが、明治・
大正期の岩手で最も数多く見られた布団皮、炬燵敷としての裂き織をそこそこ
重たいにもかかわらず、

洒落着として野良着にワザワザ仕上げるのは、遠く離れた地域(山形内陸か)で 
その地であまり使われなかった野良着素材としての仕様と思います。

藍地に目立つ赤は、良き労働の痕跡がなく、よほど大切にしたのか 派手すぎて微塵も受け入れられなかったのか 藍一色の文化圏に突然 赤が光っています。 

ぞんざいに作られたアイテムでなく 襟を別誂えする等 仕立てにそれなりの「気」を使っています。
この時期緩やかに近隣は影響しあっていると思われますが、突然の異文化の侵入は受け入れられたのや否や

その地の爆裂的な量産がないことを見れば 結果は、明らかなようです。
by saiyuu2 | 2015-03-25 04:19 | Comments(0)
おはようございます 希少織 紙縒り 汗はじきシャツです。
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以前、庄内地方では 渡来物か と思われる 紙縒りアイテム,毛綴れアイテム等を見つけました。
毛綴れ敷物は、近隣地域にもほとんどなくこの地域で散見するのみでした。

このような形の汗はじきも一般庶民にしようされていたのでしょうか 

胴部分だけの紙縒り汗はじきの形は、定型が有っていくつも拝見しました。
鎧びつの中に見られることも多く 江戸期には、量産されたアイテムと思われます。
かつて花洛にても藍染された紙縒り汗はじきをよく見かけたことが有ります。
定型のような紙縒り汗はじきは、一時代 全国的に使用されたのでしょう。

形式的にも スレード間に小さな「ま」を作った編み物状のアイテムが定番です。



このシャツタイプの汗はじきは、まったく例外的で過去に他一例を見ただけです。

腕の木綿布に何かの袋物の残布を使用したのか、薄いアルファベット文字が見えます。

本邦使用ならハイカラな夏のシャツですが、渡来物であれば かの地では、これが定型かもしれませ

ん 焼き物のボタンを使用して 物不足の時代の産物でしょうか 判断の落ち着きどころが見えない

一点です。

ではまた
by saiyuu2 | 2015-03-24 04:10 | Comments(0)
おはようございます 庄内の希少織 荷スリです
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紙縒りと麻スレードの交織に絹布やモスリン布の極小端切れを編み込んでいます。
裏地に藍染め起毛木綿を合わせています。

鳥羽の織り込み風を思ってか、明治期頃にこのアイテムの製作者が江戸期の羽毛織等(例えば、現代我々が図録等で見ることができる羽毛陣羽織等)を実見することは全くなかったと思いますが、 

山野の鳥を見ることは容易で、注意深く観察する心が有ればそのフォルムをとらえることは、できたはずです。

鳥毛の形に美しい印象を持った製作者は、与えられた端切れをこの形で表現する

ことに特別なデザインを考え出しました。

通常残布は裂き織に利用される場合が多いと考えられますが。

極小残布を独創的アイデアで構成し、継続する力があれば、完成されるアイテムは大きく印象をかえます。


時に異端のデザインは、その時代に受け入れられずともそれを受け継ぐ者たちによって現代に遺されます。
by saiyuu2 | 2015-03-22 04:17 | Comments(0)