古布のご紹介


by saiyuu2
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<   2016年 05月 ( 4 )   > この月の画像一覧

今日は、鎧下です。


錦 鎧直垂(Yoroi Hitatare). 上着67cmx111cm(26.3"x43.7") 袴70cmx79cm(27.5"x31.1") 江戸期
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紅花染め(Safflower dyeing) 縮緬小袖崩し(Tirimen-Silk Embroidery)鎧下(Yoroisita).
縦132cm 横126cm(51.9"x49.6")  江戸期 
It is the item which Beni-kosode makes this for this Yoroisita, and was changed. This act was sometimes carried out.
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木綿 型染 鎧下(Yoroisita). 縦113cm 横98cm(44.4"x38.5")  江戸期
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紙縒り鎧下(Koyori-Paper Yoroisita) 江戸期 希少Yoroisita
http://saiyuu2.exblog.jp/23128442/


ではまた
by saiyuu2 | 2016-05-24 10:06 | Comments(0)
おはようございます 庄内の刺し子です。
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先日の「異端の構図」と比べると 刺し子の密度は明らかに違います。
伝統的な紋様を基礎として 実用性に富み その風貌には威厳を持ち 現場に立つものにいかにも好まれた形態が有ります。

実用性を再考すると 刺し子は、衝撃に強い破れにくい 紋様で身分の証明になることが重要でした。
そして、刺し子の縫い技が達者な方には「祝儀物」の構図を表す仕事の需要がありました。
              
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江戸期の着衣を鑑みると、刺し子文様と結びつく接点など殆どないようですが。
「地無し」の発想が有るとき、実用本位の地無し刺しなのか、本邦の着衣装飾構図のDNAの根底に流れる「地無し」なのか 刺し子の表現のみがゆるされた者には、考えも及ばぬことでしょう。

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いずれにしても隅々まで隙間ない仕上がりが皆様に求められたようです。(職人技として非常に優れたアイテム-弘前刺し子-の存在を後日ご紹介いたします)

そう考えると、先日の「異端の刺し子」は裕福な商人さんがお抱え縫い子に思い付きを具現化させたのか、あるいは余裕のあるお家の手先が器用なお嬢さんの気まぐれか。 いずれにしても、繍技に実績ある人による「異端の構図」は、構想や「根気」を含めて繍技に自信がある者によるアイテムで、かなりの希少刺し子です。

江戸期末もしくは、明治のある時期まで「地無し」構図を最良と考える思想は、あったようです。

ではまた
by saiyuu2 | 2016-05-22 16:35 | Comments(0)
おはようございます 異端の刺し子です。 このアイテムは、基本に亀甲が意識されています。
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かつて この刺し子の文様の一部と同じ紋様をハギレで見たことが有ります。

生地布は、現代も幾分のこされた明治末から大正期のアイテムです。明治・大正期に製作された粗刺しSashikoに多く使用されたアイテムです。これは少し太く紡がれた糸が使われた木綿布です。
まだまだ、布の表面が滑らかでない時代のアイテムです。
刺し子の為に使用されている白い糸は、強く撚られて 硬質感のある 太めの木綿糸です。
かつて断片で見たアイテムは、細い絹糸で同じような文様が刺し子されていました。

庄内地方に住む刺し子者が製作したアイテムです。

近年まで散見された庄内刺し子と同じ布を使用しています。そして、同じ基本形Noragi布に刺し子されています。この基本形Noragiに最も多く見られる刺し子形は、もっとも簡単な縦線状に刺されたSashikoです。そしてそれは、粗くSashikoされています。
このアイテムよりも前の時期には、伝統を踏襲しながら少しの変化を持った刺し子の存在が有ります。しかし、その変化は、この様に独創的な紋様ではありません。

刺し子が木綿地に木綿シングルスレードで刺し子されていることは、お決まりの飾り刺しで、定番です。 少してごたえのある格子木綿の厚みと刺し子の若干の硬質感がその時代を感じさせます。

-----工芸作家が、あるとき自由な表現者としての自己の存在にきずいた時、熟された伝統から飛び出す力強さがそこにあります。

自由な表現力は、日頃繰り返される作業の中で自身がキズカヌうちに培われます。 
表現者に前へ踏み出す一歩さえあれば、湧き出るような表現物を表すことでしょう。

何よりもまずは日頃からの積み重ねが有ってこそです、天才的とか突然にとかは、切り取られた一瞬の場面しか知らぬ第三者の見方に過ぎません。-----

伝統的な 麻の葉・カキノハナ・菱文様が散見されますが。
其れに加えて 亀甲のつなぎ方に独創的な組み立てをしています。

亀甲文様の変形と理解してよいのか、亀甲を数多く重ね合わせて 全体を立鼓としたのか 
背側下方部分の二文様は、撮影がブレたように見えます。
単純な亀甲つなぎを回避して 構想の段階で重ねつなぎと決めたようです。
確かに亀の甲羅文様は、縁起が良い文様とされるので他の地域の刺し子にも多用されている例は、かなりあります。
これに関して 素直に見にくい文様だと私は感じますが、作者には 何か意図が有っての事と存じます。
さらに亀甲を基本としてその内部にY字形を入れたため(亀甲を菱と矢文様に分けましたか!) 
現代感覚では、立体の縦長方形が並べられた紋様に見えます。それは、積み木のように積み上げられたり ドミノのように曲がりくねった曲線で表現されます。時代背景が変われば、紋様の感じ方も変わるということでしょう。

苦労して既存の文様からの脱却を試みていますが、大きな意味の「御目出度い文様」を「こころ」から逃すことができないようです。「有機的にいきていく」が随所に現れています。
大なり小なりの亀甲つなぎ表現を第一印象ではカムフラージュしています。

革新的な雰囲気を持つアイテムも、基本は祝儀の為のアイテムです。
この地域で後にこのデザインが広く伝わった形跡はありません。同じ庄内地域にあって伝承・流派には、決してとらわれぬ            
            兎に角苦心の    「異端」    です。


ではまた

追伸 飛島Sasikoアイテムとの関連は、今後の調査をお待ち下さい。
by saiyuu2 | 2016-05-14 03:24 | Comments(0)
おはようございます 今日は、筒描き夜着です。
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藍の濃淡が、非常に印象的な江戸期の筒描き夜着です。

後ろ側の中央に半幅の木綿布がないことが江戸期の形を示しています。

この傾向は、地方の筒描きに良く表れているようです。

江戸期の都あたりでは、布の織幅が広いアイテムが縮緬布などの絹物に散見されます。

地方では、都の絹夜着の後ろ側身幅の「ゆとり」を継承したアイテムが明治期頃から中央の「半幅」に反映されたのでしょうか。江戸期の木綿布筒描きに少ない形です。 

厳密な時代分けは、ありませんが その傾向にあるようです。

北方地域に極めてその傾向は、強いようです。

下部の竹垣(竹矢来)は、何らかの意味を持つ文様ですが、解明は困難です。

人様の家とのすれ違いざまに小路から垣根の中を僅かに伺う様子が表現されているようです。

そして、こちらの歩みを微妙なカーブに染め込んだのが表現者の「感性」です。

ではまた
by saiyuu2 | 2016-05-01 04:36 | Comments(0)