古布 木綿 刺子 野良着 cotton sashiko noragi Japanese antique textile
2014年 03月 14日
お祭りのときにでも目立ちたくて着たのでしょう。到底仕事用には、なりません
糸の刺し方に大変特徴があります。通常は、織目に沿って直線的に刺子していきますが。この場合、織目をまたいで斜めに糸をさしています。刺し糸の斜線紋幅は、藍糸部も白糸部分も7cmです。全てWスレード刺しです。藍糸は、二本糸をさらに縒りをかけています。白地に白糸刺しなので目立ちませんが、この部分を刺さないとだぶついてくるからでしょうか。木綿は、手紡ぎで良い風合いのあいてむです。
現状は、あまり着ていません。後に藍染をするつもりでしょうか。甕のぞき地の薄いブルーに
藍糸の斜線段かわりも、「イイ感じ」となるでしょう。
たまに、希少刺子が伝承的なあいてむにこだわらず生まれてきます
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