古布 木綿 型染め Cotton Katazome Japanese antique textile
2014年 04月 18日
江戸時代の常盤紺型染め木綿着物です。微妙に絣柄の「あし」を意識して少し藍濃淡染めになっています。
この型染めも、時代がさがると藍と白場のみの染めがおおいようです。
2012年に、仙台市宮城野区の仙台歴史民俗資料館で丸一日資料、書籍等を拝見してきました。
「日々の装い」という企画展でした。木綿野良着などが展示されていていましたが、野良着は 種類も少なく無地か縦縞がほとんどでした。しかし、それぞれの職種 仕事の量で着衣の劣化・摩耗の状態が違い、それが個人を識別するデザインのように見えました。穴ができれば別布にて補修を施し、どんどん変化していく 刺子在りつぎはぎ在りの 「変化」 です。そのうちに使用痕の面白さがでてきます。
その時、入手した図録です。まだまだ日本が国際的にも下積み時代で、Bigステージに駆け上がる以前の頃です