古布 木綿 刺し子 襤褸3 Japanese Antique Textile Boro
2015年 02月 04日
これは、昨日 ご紹介 木綿布が補強の為全体に重ねられた裂き織
裂き織 の補修は 地域ごとに違っています。 本日の最終画像これは、昨日ご紹介した裂き織ですがその土地の風習 環境の違いで 遺されたアイテムは、大きく異なります。
現在では、其の土地と土地を隔てる距離は500キロmぐらいですが 表情の現れ方にその土地の好みがあります。
昨日の裂き織の補修の仕上がりでは、今日の極限まで使いこまれた表情は、全く受け入れられませんでした。
しかしながら、今日の補修された裂き織には、江戸の縞帳の中にあるような木綿布が随所に使用されています。
同じ世代の中でハードな労働に耐えて つぎはぎの補修が繰り返されました。 一枚の布としては、忘れ去られたようにお目にかかることがなくなった木綿布です。
有難いことに今は、襤褸 補修布にそれを発見することができます。
ただし、江戸時代の木綿布が補修布の為に用意されていた土地であればこそですが。
当時は、大変お大事なものとて 現代生活に近づけば近づくほど わすれさられていきます。
近年では、幾分かの鑑賞者の存在がこれを維持しています。
ではまた