古布 木綿 襤褸 Japanese Antique Textile Boro
2015年 02月 26日
形は岩手継ぎ接ぎの定番です。
以前でも岩手木綿襤褸は、非常に数少ないアイテムでしたが、近年はほとんど全く出会うことが有りません。
これは、あられ絣系のアイテムをふんだんに使って、遠目には、つぎあてを感じさせぬように努力しています。 藍染地に白絣を散らしただけのよく似たアイテムでも それだけで美しく補修したこととして 多少の誤差は、気にしないようです。
これは、布上の変化をまったく求めないことが求めらえたコンセプトであり 補修あとが目立っては「気恥かし」かったんだろうとおもいます。
内側は、それなりに何とかブルー系でそろえようと藍染をかけたりもしています。
秋田、岩手の境界地域付近 特に岩手寄りでは、移入古手木綿量が少ないせいか 同一時代同手の木綿布が貴重品で 配置する布に異なる風合いのアイテム多く 補修を目立たないようにすることを第一に考えると 布の配置構成に苦心しているようです。
今となっては、他の地域では、決して見られぬ 色、柄のグラデーションそして独特のフォルムが感じられます。
ではまた