古布 木綿 紙縒り敷 Japanese Antique Textile Koyori sikimono
2015年 05月 22日
これは、かなり太い紙縒りで織られた大型の敷物です。
表面には、漆加工が施されています。まだ、精査できていませんので紙縒りと何で織られているアイテムか判断できていません。
一方 他県庄内では、革布や紙縒り布をベースに黒漆地に紅漆で家紋などが描かれた鎧敷を多く見ました。そのアイテムは、用途が確定していましたが、今回のこのアイテムに関しては、これも一品もので用途が判りません。
使用地域は、かろうじて判断できます。フィールドワークからの判断です。
あるがままに遺された材料で やはりその地の特産物が素材とされているようです。
紙縒りの元となる梶の材は、ふんだんに有ったようですし 肝心の漆に関しても摺沢・浄法寺が控えています。際立ったニーズがなかったことが今日の残存数に現れています。
ただ紙縒り織は、隠れた特産品で かなり完成された「編み」アイテムがあります。
かなりの強靭さに軽さを兼ね備えています。 これも、ただ一点の家の使いようでしょう。
ではまた