古布 木綿 藍染麻 岩手 Japanese Antique Textile Indigo Hemp
2017年 07月 24日
鎧刺し子です。刺し子というよりも麻糸をすくっているだけの様です。
ここから内側です。生成り無地の上から藍をほんの数回ほど刷毛で引き染めしているようです。
ごわごわの岩手麻布を浸け染で何回も何回も藍甕に浸け、これが本来の良き藍色染料の
濃い濃い藍「深紫」
の匂い立つ 藍染色です。
岩手県は、この自然藍染料が伝統的に太い麻布染めに使用されているようです。
袷の裏地は、光り輝く 薄藍染めの同じく太い太い ごり麻布です。
袖のかたちから見て 江戸期のスタイルと判断できるようです。
説明なしにご覧いただくだけです。 これが、未使用の癒し系カラーです。
更に付けくわえると このタイプの鎧刺し子は、これまで何点も採集しましたが、
まったくの未使用品でこのオリジナル表側の濃い藍染と裏地の甕覗き(薄いブルー)の
組み合わせの形は希少で ほとんど見たことが有りません。
ではまた