古布 木綿 科布 野良着 Japanese Antique Textile Shinafu Noragi
2018年 05月 07日
拡大画像を見ると僅かな藍染料の色落ちで下地に科糸の色が見えることからも
茶色い科糸が藍で染められていることが判ります。意外と麻糸よりもしっかりと藍染出来ているようですが。
藍染された科糸が野良着に使用されることは、このアイテム以外 例を見ません。
その必要は、全くなかったと思います。
藍染めしてまで使用されるほど 着装した際の着心地感が良くない結果からの判断でしょう。
かなり使用された科布アイテムでも麻よりもかなりのごわごわ感が有ります。
圧倒的に藍染アイテムは、木綿と麻繊維が多いようです。
かつて 科布は、野良着の他に蚊帳、角袋などの材料に使われました。
それらは、強靭で破断しにくいことが一番の条件だったようです。
現代では、さらに多くのアイテムに使用される人気の素材です。
でわまた