古布 木綿 庄内 紙縒り Japanese Antique Textile Shonai Koyori-paper
2018年 09月 30日
庄内 庶民の紙縒り 野良着です。
木綿裂き布糸と紙縒り糸を緯糸、藍染された木綿糸を経糸に使われています。
このアイテムは、野良着 袖なしに織りあげられた後 数回藍染されています。
元々藍染されていた木綿布の裂き布と白っぽい紙縒り糸が藍浸け染されて藍の濃淡が表現されています。藍甕につける回数が僅かな場合、この様に縹色の感じが現れます。
もともとの古手藍染め木綿裂き布と紙縒り糸のコンビネーションが藍染め濃淡を作り出します。
木綿裂き布の太さで 当時の人々は、クッション性・保温性をうまく利用したのだろうと思います。感触は、そのようなことですが、お金に余裕があり 見た目を楽しむことが出来る所有者は、このスタイルの美しさを野良着に求めました。
脇のサイドベンツは、柿の花文様と杉綾文様の刺し子がされています。川南地域のスタイルです。
素材は、木綿と紙縒りそして フォームは、袖なしスタイル 染めデザインは、木綿・紙縒りを素材とした場合色んなデザインのバラエティーを各自が楽しんだようですようです。
紙縒り緯糸を持つ百の袖なし野良着は、百のデザインスタイルを持ちます。
何かとのかかわりあいがそれを生み出したようです。
ではまた