古布 木綿 ウサギ 子供着物 Japanese Antiqeu Textile Child kimono Rabbit
2019年 07月 25日
江戸後期の「波に兎」図です。
兎の耳が少し長めにかかれていることは,江戸初期のやたらと耳が長いことが誇張された表現を
やや緩めにアレンジして 全体図は、表現されています。
長い戦乱の後の江戸初期の背景と200年余りの長期 安泰 時期では 職人絵画の監修をする
作家の気持ちも つつがなく 何事にも「和」をおもんじる 背景が見て取れます。
しかし、はじけるような(水の破裂のような)波間を行きかう 飛び兎の姿は、描かれました。
来たるべき動乱期へのチャレンジ精神を持った最初の兎となる心構えを子供に祈念したからです。
穏やかな差し障りのない鶴亀図柄より このタイプの図柄のように親の強い気持ちが込められた
アイテムの存在が稀にあります。
この時期、大人の着物としては なかなか扱いずらい図柄が 子供着物だからこそ存在します。
でわまた